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狭山丘陵に生まれたトトロの森一号地

所在地埼玉県所沢市(トトロの森一号地)
年代二年前に基金が発足
登場—
出典現代民話考 9 (木霊・蛇)

どんな伝承か

子供に人気のアニメーション映画「となりのトトロ」の舞台となった狭山丘陵では、虫食いのような開発が日ごとに進んでいた。その自然を守ろうと、二年前にナショナルトラスト運動「トトロのふるさと基金」が発足する。丘陵の中にはごみの最終処分場もある。林を分け入ってようやく見つけた「トトロの森一号地」は、小さな杭を打って縄を巡らせただけの約三六〇坪で、全体から見ればほんの点にすぎないが、開発を食い止める防波堤として大切な一点である。基金には一万人を超す人から一億円を超す寄付が集まり、行政を動かす力にもなった。一号地の周辺は所沢市が買い取りを決め、次は二号地の取得が目標だという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 9 (木霊・蛇)』は、松谷みよ子が全国の回答者から寄せられた報告と各地の民話集をもとに編んだ『現代民話考』の一巻である。明治から平成にかけて語られた、伐ろうとすると祟る木・泣く木・血を流す木などの木霊の話と、大蛇やつちのこ、蛇婿・蛇女房、主や守り神としての蛇、蛇と福運などの話を、話者や回答者の名とともに収める。第一章「木霊」と第二章「蛇」を主題ごとの節に分け、各話例の後に「分布」として類話の地名と出典を並べる。

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