池をかき回して雨を呼ぶ沼子弁天
どんな伝承か
柳島の谷の東に沼子弁天がある。いつ開かれたかは分からないが、弁天の池を三度巡って水をかき回すと雨が降るといわれ、日照りが続くと弁天に祈ったあとでこれを行った。池の主は白蛇だという。月に三度の月並祭と、一月二日・四月八日・九月十一日の例大祭は今も続けられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小山町史 第9巻 (民俗編)(小山町史)
『小山町史 第9巻(民俗編)』は、静岡県駿東郡小山町の町史の民俗編から、口頭伝承の章の伝説の節を抜き出したものである。石子詰にされた忍びの若者・用沢小僧の伝えを出典ごとに並べ、むらの名の由来、金太郎ゆかりの地と石、仇討如来や鬼鹿毛馬頭観音、村境の決め方、竹之下合戦にまつわる伝えなどを収める。富士山麓と足柄山のあいだの町に残る、地名と社寺・石に結びついた言い伝えが中心である。