故郷を望んで自刃した小次郎の塚
どんな伝承か
十観山の山頂にあった塚で、第二次世界大戦が終わるころに盗掘され、壊されてしまった。武田氏と小笠原氏の合戦で敗れた会田小次郎は、生まれ故郷の海野宿が見渡せる十観山の頂にたどり着き、ふるさとを見下ろしながら自ら命を絶ったと伝えられる。その亡骸を葬った所だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第1巻 3 (東信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第1巻(三)東信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち東信地方の伝説と世間話を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などの伝えを、条ごとに採集地を添えて収める。双子池や白駒の池の主、望月の駒、甲賀三郎、ごまを作らない村々の禁忌、京の岩・宮下・菱野村の七不思議など、佐久・小県の土地の伝えが並ぶ。