江戸の疫病を鎮めた六地蔵尊
どんな伝承か
高呂の北の端、六反田にある六地蔵尊である。江戸で悪い疫病がはやった際、領主の祢津の殿様が疫病を鎮めようとこの六地蔵を江戸まで運ばせたところ、地蔵の霊験で病の広がりが食い止められたという。江戸へ運ぶときはたいそう重く、碓氷峠を越えるのに難儀したが、帰り道ではとても軽くなり、楽に峠を越えられたと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第1巻 3 (東信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第1巻(三)東信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち東信地方の伝説と世間話を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などの伝えを、条ごとに採集地を添えて収める。双子池や白駒の池の主、望月の駒、甲賀三郎、ごまを作らない村々の禁忌、京の岩・宮下・菱野村の七不思議など、佐久・小県の土地の伝えが並ぶ。