伝染病除けに揚げた天王の花火
どんな伝承か
天王の祭りには青年会が手製の花火を揚げた。白子の中屋敷では、これは昔、伝染病が流行したとき、天王様のために花火を揚げたことに由来すると伝えている。悪い伝染病の防止と鎮静化を天王様に願ったのである。同じく天王の祭りでは、寺から祈禱札をもらってきて屋敷の境に立てたり、各家で水田に立てたりした。天王様の祭日は旧六月十五日で、神供には必ずキュウリが用いられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
天栄村史 第4巻(民俗編)――憑依と怪異・呪術(天栄村(編)・天栄村史・自治体史(民俗))
『天栄村史 第4巻(民俗編)』第六節ほか所収の憑依と怪異・呪術・神社伝承。福島県天栄村に伝わる信仰と怪異を採録する。