大蛇の血で荒れた乱川の起こり
どんな伝承か
関山大滝は、一二五〇年ごろに能因法師が庵を結んで修行した所で、その頃すでに大きなカツラの木が茂っていたという。それよりもはるか昔、このカツラにすみついていた大蛇を、鎌倉権五郎景勝が斬り殺した。ところが大蛇の血が川を赤く染め、大水となってあたり一帯を荒らしたので、この川を乱川と呼ぶようになったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東根市史 別巻 上 (考古・民俗篇)
『東根市史 別巻 上(考古・民俗篇)』の伝説と民話の節を抜き出したものである。山形県東根市の藻が湖と東根・西根の地名、黒伏山の御穴と竜灯、御所山の天狗と甘露水、自牧寺の七妖怪と夢窓国師、マリア観音、若木神社の縁起、大滝の大カツラと乱川の起源、三ッ屋の竜灯や人形渕などの民話を、項目ごとの箇条で収める。