与次郎稲荷となった白狐の飛脚
どんな伝承か
慶長年間に秋田へ移封された佐竹義宣公は、築城の最中に白狐の夢を見て稲荷堂を建てたという。飛脚をつとめた那河与次郎は、その白狐の化身だと噂され、三日で江戸を往復したと伝わる。しかし六田の宿屋の主人が油鼠の計略を用い、与次郎を殺してしまった。これが与次郎稲荷であるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。