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赤子の泣き声がする成相寺のつかずの鐘

所在地京都府宮津市字成相寺(成相寺)
年代1610年(慶長15年)
登場乳飲み子を抱いた貧しい女
出典心霊大全

どんな伝承か

天橋立駅からバスとケーブルカーを乗り継いだ先にある成相寺の本堂下の鐘楼には、「つかずの鐘」と呼ばれる鐘がある。慶長十五年に鋳造されてから一度も撞かれたことがないという。鐘を造るとき、寺は村々を回って奉加金を募り、信心深い村人は進んで差し出したが、ある村の貧しい女だけは、乳飲み子のほかに差し出す物がないと泣き伏すばかりだった。鋳造の当日、鋳型に湯を流し込んでいるそばをその女が通りかかって転び、抱いていた赤子を煮えたぎる湯の中へ落としてしまった。こうして出来上がった鐘は、撞くと赤子の泣き声のような音を出すため、以後撞かれなくなったと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))

『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。

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