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神かくしにあった十六歳の娘

所在地千葉県館山市上野原(本間家)
登場ふで、安五郎、失踪した本間家の長女、ふでの祖父・網元
出典恐怖の事実と悪霊を除く法-本間家の話
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どんな伝承か

本間家の長女ふでが、十六歳の時に何の手がかりもなく突然失踪した。網元の傘下の人々や警察まで動員した大規模な捜索も実らず、行方は杳として知れなかった。ある日を境に手がかり一つ残さず消えたため、いつしか「神かくし」にあったのだと語られるようになった。ふでを可愛がっていた祖父安五郎は深く落胆し、以後仕事をやめて昼間から酒に頼るようになったという。

原典より

「なにから話したらいいのか、わしにも分からんが、とにかく昔のことから、順番に話していった方が、いいのだろうな」源兵じいさんは、そういって、語り出した。—— 恐怖の事実と悪霊を除く法-本間家の話(中岡俊哉・昭和30~40年代(推定)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

恐怖の事実と悪霊を除く法-本間家の話(中岡俊哉・昭和30~40年代(推定))

本書は千葉県館山市の本間家を舞台にした実例的怪談である。明治時代に栄えた網元・本間家は、大正~昭和初期に長女ふでが神かくしで失踪したことを皮切りに、呪いに見舞われる。昭和19年から本格化した悪霊の祟りにより、家族は原因不明の奇病、憑依、夢遊病、発狂、自殺・他殺による死亡が連続する。行者の指摘により、床下に隠された血で描かれた100年以上前の自画像が呪いの根源であることが判明するも、お祓いは手遅れ。

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