トップ > 鹿児島県の伝承 > 喜界町

ウシロカゲが薄れると死が近い喜界島の俗信

所在地鹿児島県大島郡喜界町
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

喜界島では昔、人は死ぬ前に必ずまず魂(マブイ)が抜けていくものだと信じられていたという。竹内譲の報告によれば、あの人はウシロカゲが薄くなったからもう長くないとか、後ろの首筋が切れているなどと言われる人は、すでに魂が抜けてしまっているのだとされた。体はまだ生きているのに、影のほうが先に抜け出てしまっている、そう感じられたのである。

原典より

日本人が経験してきた、そして今も、あるいは将来も同じかもしれない恐怖の対象の代表みたいな幽霊の体験を、これから紹介していくわけだが、われわれにとって、すでに死んだ人がそのままの姿で現われるのと、姿形は見えないが、ただチラ…—— 日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

種別から探す

死の前兆

喜界町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本怪談集 幽霊篇』の伝承