わら人形で人を呪った祖霊とE子
どんな伝承か
五十歳になるE子さんは、肩から背中、腰にかけて体の後ろ半分がつらく、やがて首の後ろの一か所が針で刺したように痛むようになって、佐藤妙栄の道場を訪ねた。病院では更年期と言われ、精密検査でも異常はなかったが、従弟が亡くなってから気になりだし、先祖に何かあると感じていたという。佐藤が調べると、母方の祖霊に、わら人形のようなもので人を呪い殺した者がおり、その罪に苦しむ祖霊と、殺された側の無縁霊の怨みが同時にE子さんに救いを求めていると分かった。神示に従い、先祖とともに相手の無縁霊も供養すると、苦しみは嘘のように消えたという。
原典より
それは母方の祖霊の中で人を呪い、わら人形のようなものを使って人を死に追いやった先祖がいる事が解りました。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。