天之川弁財天で開いた霊感と光の輪
どんな伝承か
山崎一男は二月十三日、前田博とともに車で奈良県の天之川弁財天へ参った。社の手前一キロほどから頭痛がひどくなったが、拝殿で身滌の祓を唱えて目を閉じると、静かな池に石を投げたときの波紋のように、黄金の光の輪が中心から次々に広がって頭の中を満たした。気づくと頭痛は消え、体は熱を帯びてじんじんし、その感覚は車で二十分ほど走るまで続いた。続いて熊野の社や新宮の熊野速玉大社を巡り、那智の滝で仰ぎ見た景色は、出発の前々夜に幻に見た白衣の神の情景と同じだった。山崎はこの一年余りで霊感が大きく開き、病人に憑いた霊の姿が浮かぶようになったと記している。
原典より
ふと気がつくと、あれだけ辛い思いをした頭痛はなくなり、変わって少々熱っぽく、じんじんとするのを覚えました。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。