井戸で水を汲んでいた教え子
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どんな伝承か
青森市の金浜小学校の生徒が、幽霊になって先生に会いに来たという話である。昭和二十九年の秋、二年生を受け持っていた女教師の阿保先生は、まだ独身で母のきわと教員住宅に暮らしていた。夜も大分更けたので電気を消すと、外にある井戸の水を汲む音が聞こえてきた。今ごろ誰が汲んでいるのかと不思議に思い、母と二人で窓ガラスに顔をくっつけるようにして見ると、受け持ちのA子が一所懸命に水を汲んでいる。A子は自家中毒と診断されてその日は学校を休んだはずであった。翌朝、A子が前夜に亡くなったと知らされ、死亡の時刻は水を汲んでいた時刻とぴたりと一致していた。死ぬ間際、水が飲みたいと叫んでいたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・昭和53年(1978年)8月5日発行・北の街社(青森市))
青森市在住の医師・大高興が昭和53年に北の街社から刊行した、お化け・幽霊・心霊現象の総合啓蒙書。
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