老松の下に小さく写る裸の兵士
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どんな伝承か
映画『八甲田山』で一躍知られた幸畑陸軍墓地は、青森市の中心部から約七キロの小高い丘にあり、広さ七千平方メートル、百九十九柱の英霊が埋葬されている。墓地を囲む土手には老松がうっそうと茂り、近くの子どもたちの絶好の遊び場になっていた。昭和五十二年の秋、青森市橋本に住む山口氏の友人が、山口氏の子息を撮った。写真は手ぶれで帽子と手足が上下に重なっていたが、それよりも老松の右下に、裸の男が一寸法師のように小さく写っていた。子息よりずっと手前にいるはずなのに小さいのである。雪中行軍の際に錯乱して軍服を脱ぎ、雪にのめり込んで死んだ兵士の亡霊かとされた。
原典より
昭和五十二年秋、青森市橋本、山口氏の友人撮影。—— お化けと幽霊(大高興・昭和53年(1978年)8月5日発行・北の街社(青森市)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・昭和53年(1978年)8月5日発行・北の街社(青森市))
青森市在住の医師・大高興が昭和53年に北の街社から刊行した、お化け・幽霊・心霊現象の総合啓蒙書。
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