天狗の神通力・京都祇園祭見物(北越奇談)
どんな伝承か
慈光寺の境内に天狗が多く住む。留守番の若者が旅の僧に誘われると一瞬で祇園祭でにぎわう京都の町に。菓子屋で干菓子を買うと元の寺に戻り、菓子箱には京都二条通りの菓子屋の印が押してあった。天狗のうわさをすると着物が杉の梢に。
原典より
その昔、善良な旅人が山路を歩いている時、突然目の前に、酒に酔って目を光らし、酒焼けした顔に赤い鼻をした山賊が現れたので、驚きのあまり印象づけられた顔が、天狗になったのではないか、と、精神分析学の大家は言いますが、果たして…—— お化けと幽霊(大高興・1978年(昭和53年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・1978年(昭和53年))
『お化けと幽霊』は、大高興が昭和五十三年に青森市の北の街社から出した、お化けと幽霊と心霊現象の解説書である。仮死からの蘇生の話や霊魂論に始まり、青森県内で撮られた心霊写真の実例、こっくりさんなどの霊界通信法、天狗・寝太り・鎌鼬などに出会った話、幽霊の存在説と否定説・分類・人相学、人魂までを扱う。問答の形でお化けを語る節や観察と記録の手引きを交え、巻末に五十音順の心霊用語集を付す。