生きた妻を降ろした恐山の口寄せ
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どんな伝承か
津軽のイタコは、数十種にのぼる長文の語りを数年がかりで師匠から口伝えに覚え、さらに暗い密室に一週間ほど籠って食わず眠らず、数珠をまさぐり梓弓を叩いて祈り続ける。肉体が疲労の極みに達して意識が朦朧となり、言葉にならぬ言葉を口走ったとき、初めて一人前のイタコと許される。著者は数年前、恐山大祭の見物に出かけ、降霊術に優れると評判のイタコに、生きて元気な妻を死んだと偽って口寄せを頼んだ。イタコが数珠を繰って呪文を唱えると、たちまち死んでもいない妻の霊が降りてきて、くどくどと語り出した。著者は落胆し、帰宅して妻からこっぴどく叱られたと書き添えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・昭和53年(1978年)8月5日発行・北の街社(青森市))
青森市在住の医師・大高興が昭和53年に北の街社から刊行した、お化け・幽霊・心霊現象の総合啓蒙書。
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むつ市の伝承
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