耕す者に不幸が起きる南桜の病田
どんな伝承か
岩沼町の南桜に、昔からヤマエーダ、すなわち病田と呼ぶ六十坪ばかりの田畑がある。これは隣村に住む地主の所有であったが、その後、当町に寄附された。ところが、どういう原因であるかは不明であるが、この田畑を耕す者には必ず何か不思議か不幸が生じるので、今もって耕す人がないままになっているという。
原典より
南桜に昔からヤマエーダ(病田)と呼ぶ六〇坪ばかりの田畑がある。—— 宮城県史 民俗編(茂木徳郎(「妖怪 幽霊」の章)・宮城県史シリーズ) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(茂木徳郎(「妖怪 幽霊」の章)・宮城県史シリーズ)
『宮城県史 民俗編』は宮城県の県史の民俗編で、ここに収めるのは茂木徳郎が執筆した章「妖怪 幽霊」である。山・道・木・水・海・雪・家など出現の場所による分類に沿って妖怪変化を論じ、幽霊とヒトダマ・死霊・生霊の観念を考えたうえで、県内の妖怪・幽霊・動物変化の伝承を郡・町村名を添えて集める。序説・本論・事例篇・参考の順に並び、序説では昭和二十四年の迷信調査と昭和三十年のNHK仙台中央放送局の調査にも触れる。