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池袋の女が行く先に降る石

所在地東京都豊島区
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵

どんな伝承か

東京に続く池袋には、昔から、土地の娘をよその村へ出すと必ず石降りなどの怪事が起こると言い伝えられ、今でもそれがあるとさえ言われる。十年ほど前、池袋生まれの若い女が東京のある家で下女をしていると、その家へ外からしきりに石が飛んで来た。ある石は軒下で洗い物をする下女の身辺から飛び出したに違いなかったが、空中を水平に半円を描くようにして飛び込んで来たものもあり、とても人が投げられる飛び方ではなかったという。

原典より

東京接續の池袋には、昔しから土地の女を他村へ出すと必ず石降りなんかの怪事があると言傳へられて居り—— 幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談)

『幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵』は、岡田蒼溟による霊怪の事例集である。祟る石、出雲の瀧姫行者、神西湖の妖怪、但馬の抜け首、黄金の精、海の牛鬼、天狗などの怪異を、著者自身の見聞や知人の談話、古い文書からの移載によって集め、明治・大正期の出雲や松江周辺の事例を多く含む。項目によっては【解題】や註を添え、事例の後に「第二編」と附録の「天狗考」を続け、巻末の「解説の欄」で生霊・疫神・物体の飛来などを心霊研究の立場から論じる。

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