吉川元春公南条踊ノ事
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どんな伝承か
皇太子山口行啓に際し、岩国南条踊が天保以来約百年ぶりに横山御邸後園で経健公の御覧に供された。同月一日に元春公が勤王の功で正二位を贈位されており、自然とその祝賀の意に当たって不思議と記す。
原典より
岩国南条踊起源ハ、永禄年二雲州ニ於テ、南条家ノ捕ハレ人ヨリ吉川家ノ士某々、其曲ヲ授リ、夫ョリ吉川家ニ行ハレシハ、世人ノ知ル所ナリ。—— 岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊)
岩国藩士・広瀬喜尚(仁兵衛、天保頃の博識家)がまとめた郷土怪談集を核に、明治期に今田純一(散木園主人)が二十余条を増補(追加)し、さらに藤田葆が古老聞き取りの『続怪談録』・歴史的瑞兆を集めた『実事談』・幼童の変死記録を集めた『変死部』を継ぎ、巻末に静間密の怪火・投石怪五話を付録とした、岩国・錦見・横山周辺を舞台とする総合怪異録。
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