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普済寺山、燐火出ル事

所在地山口県岩国市(普済寺)
年代明治三十四年冬(1901)
登場普済寺和尚、野坂、黙禅師
出典岩邑怪談録
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どんな伝承か

普済寺の後ろの山の東の尾鼻、座敷から至近の所に夜々青き火が燃え出て長く滅せず十日ほど続いた。新しい墓もあり甚だ怪しいが、これは燐火で怪火でも狐火でもなく、墓火が燃えるというのはこれだと記す。

原典より

明治三十四年冬、普済寺和尚黙禅師野坂、人二向テ言ヘルニ、「此頃寺ノ後ロノ山、東ノ尾鼻ニテ寺/東/座敷ヨリ至テ近キ所ニ、夜々青キ火、燃へ出テ永ク滅セズ。—— 岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊)

岩国藩士・広瀬喜尚(仁兵衛、天保頃の博識家)がまとめた郷土怪談集を核に、明治期に今田純一(散木園主人)が二十余条を増補(追加)し、さらに藤田葆が古老聞き取りの『続怪談録』・歴史的瑞兆を集めた『実事談』・幼童の変死記録を集めた『変死部』を継ぎ、巻末に静間密の怪火・投石怪五話を付録とした、岩国・錦見・横山周辺を舞台とする総合怪異録。

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