浅草の高座に上がった英国人落語家
どんな伝承か
ロンドン生まれのジョージ・ブラックは、欧米人が最も苦手とする日本語を身につけ、日本人以上に巧みに話しただけでなく、話し言葉のうちで最も難しいとされる落語まで修めた。そして職業の落語家として高座に上がり、大衆の前でその腕前を披露した。著者も戦前、浅草の演芸館などでこの英国人落語家の噺を何度か聞いている。日本人の落語家と同じく紋付羽織で高座に上がり、毎度どうもばかばかしいお話を申し上げまして、などと切り出す語り口は、実に堂々としたものだったという。
原典より
現在、ラジオ・テレビのタレントとして、大いに活躍しているロイ・ジェームズやジョージ・ルイカーなどは、日本人以上に日本語がうまく、声だけ聞いていると、どうしても外人とは思えない。—— 奇談千夜一夜(庄司浅水・奇談・雑学・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奇談千夜一夜(庄司浅水・奇談・雑学・昭和)
世界各地の奇習・珍談・奇人列伝・動植物の不思議を網羅した雑学的奇談集。