天井の防犯カメラで作られた霊視
どんな伝承か
大家の女性が、自殺願望のある十七歳の娘を葛飾区内の評判のよくない霊能師へ連れていったところ、下卑た言葉を浴びせられ、狐が二、三匹憑いているが放っておけと言われて三万円を取られた。それを聞いた下宿人の大学生N子は、地方の神主の娘で霊感が強く、偽名を使って恋人の心を透かしてほしいと偽り、偵察に出かける。相談室の天井には防犯カメラがあり、受付には内線が入っていた。対面した霊能師からは何の気配も感じられない。外へ出たN子は公衆電話から、警察と消費者センターへ通報済みだと告げてやった。
原典より
気をつけよう、受付室の小道具や天井の仕掛け。—— インチキ霊能力者にダマされるな(松林秀豪・霊感商法・批判) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
インチキ霊能力者にダマされるな(松林秀豪・霊感商法・批判)
『インチキ霊能力者にダマされるな』は、松林秀豪が著した霊感商法への警告の書である。著者のもとで行う「心霊110番」に寄せられた苦情相談をもとに、天国行きの切符や水子霊を持ち出す高額の請求、誓約書による責任逃れ、ドライアイスや映像を使った演出など、霊能相談をめぐる被害の手口を実例で示す。「こんな手口でダマされた」「霊能力とはどんなものか」「インチキと本物の見分け方」の三章に、ダマされないための十カ条とあとがきを添える。