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みこしで行った極楽の寺の閉じた門

所在地岡山県岡山市北区富町
年代昭和二十年
登場足立千里
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

岡山市富町の家での出来事である。昭和二十年十月頃、父が肺炎にかかった。薬の手に入らない時代で、父は高熱にうなされて危うい状態が続いた。やがて熱が下がってから、父は家の者にこう語ったという。みこしに乗ってお寺の前まで行った。そこは極楽のような所であったが、寺の門は閉ざされていて、中へ入れてはもらえなかった、と。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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