昭和三十五年頃の話
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どんな伝承か
昭和三十五年頃、福岡県糸島郡前原町に住む叔父が、戦前に北支から帰国し、終戦後は貨幣価値の下落で貯金が無に等しくなり、小農業で生活していた。六十歳近い叔父は中風に罹り二年ほど寝たきり状態にあったが、秋口の未明午前三時、激しく玄関を叩く音がしたため開けると、病床にいるはずの叔父が病衣のままはだしで立っていたという怪異譚である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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糸島市の伝承
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