トップ群馬県の伝承前橋市

今から四十一年前の昭和十九年七月九日のことです

所在地群馬県前橋市
年代昭和十九年
登場邦郎、小成田文郎、戦死した弟(飛行第25戦隊パイロット)、回答者
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話
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どんな伝承か

昭和十九年七月九日午後七時ごろ、前橋市の家で生花の教室を営んでいた母と語り手が雑談していると、母が急に「邦郎(弟)が塀の所に立っている、飛行服を着ている、戦地から還って来たのかもしれない」と言い、玄関まで駆け出したが誰もいなかった。母は弟の顔も胸の白いマフラーもはっきり見えたと言い張った。翌朝、語り手に再召集がかかり、その年十一月、弟が同じ七月九日午後七時ごろ中支洞庭湖上空の空中戦で戦死したという公報が届いた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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