巻之三-三峰山にて犬をかりる事
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どんな伝承か
始て神慮の偽なきを感じ、狼を伴ひ帰らんの怖しさに、立帰りてしかくの訳をかたり、「疑心を悔て札斗受たき」願ひをなしける故、別当また其趣をいのりて附属なしければ、其後は狼も目にさへぎらずありしとや。
出典の文献について
耳嚢(みみぶくろ)(根岸鎮衛・江戸随筆・怪異・寛政〜文化(江戸後期))
江戸後期の旗本・町奉行 根岸鎮衛が三十余年にわたり書き留めた随筆『耳嚢』全十巻を、各話事例単位で全件再抽出(旧150話の主要抽出を破棄し全話に再抽出・上書き)。市井で見聞した怪異譚・幽霊話・狐狸蛇など動物の怪・祟りと因果応報・奇病と治病/民間療法・予兆や怪火怪音・奇石異物の不思議、加えて盗賊や詐欺など江戸の世相・奇人奇行・吉宗公らの逸話を、軽妙な筆致で収める。
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