勝五郎再生譚(藤蔵の生まれ変わり)
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どんな伝承か
文政五年十一月ごろ、武州多摩郡小宮領中野村の百姓源蔵のせがれ勝五郎は八歳で、姉のフサ、兄の乙次郎と田のほとりで遊んでいるとき、突然「おまえはもと、どこの誰の子だったのか」と尋ねた。二人が知らないと答えると、勝五郎は不思議そうに「おれはもと、程窪村の久兵衛という人の子で藤蔵というのだ」と話しだした。藤蔵は文化七年二月、五歳のとき疱瘡で死に、勝五郎は文化十二年十月に生まれている。彼は息が絶えるときの様子、桶から飛び出て傍にいたこと、白い服の老人に誘われて草原に着いたことなど、死から再生までを詳しく語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・昭和49年(1974年)8月20日初版・双葉社)
「お化けを守る会」世話人頭・平野威馬雄が、幽霊・心霊・物の怪・心霊科学を縦横に語る一書。第一章は読者から寄せられた現代の幽霊・たたり実話(八幡市の泣き声屋敷、秋田の生首屋敷、お盆の帰省霊、四谷怪談のたたり、双生児に取り憑く絞殺被害者の霊、大刈峠殺人事件の幽霊と霊能者・三好天泉による招霊で犯人像が捜査と符合した実録)を収める。
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