重兵衛の曽孫への再生予告
どんな伝承か
名古屋市の心霊研究家・宇佐美景堂氏の祖父重兵衛は養子であったが、明治十五年七月十日、昼寝から覚めるとにわかに「先祖からお迎えが来た、近く死ぬかもしれぬ」と言い出し、その翌日六十四歳で眠るように往生した。重兵衛の霊は死の翌日から子の嘉胤の夢枕に立ち、事細かに指導と予言を続けたという。それから五十年後、霊媒中西リカを通じて呼び出すと、重兵衛は三年後に生まれる曽孫の男児として再生すると告げ、昭和八年九月十五日、実際にその通り男児が誕生した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷樹・宮沢虎雄・1971年(昭和46年))
『霊魂の世界――心霊科学入門』は、板谷樹と宮沢虎雄が昭和四十六年に著した心霊科学の入門書である。古代の霊魂観や内外の幽霊の記録に始まり、ハイズビル事件と英米の心霊研究学会の創立、霊視・霊言などの精神的現象、物質化や心霊写真などの物理的現象、心霊治療、死と再生までを、日本心霊科学協会での実験や勝五郎再生の現地調査を交えて述べる。全十二章からなり、昭和四十二年に徳間書店から出た同題の本に筆を加え、同協会が自費出版したものである。