巻之九-老鼬の事
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どんな伝承か
文化未年七月の事之由。熊谷在にて屈竟の男倒死いたし居、又旅人体のもの壱人、亦倒れ相果居候処、懐中に金銀入候鼻紙袋なども其ま、有ける。素より紛失なければ盗賊の仕業とも思はれず。脇下に聊之疵有之、血した、り居候故、獣の仕業にも有之べく哉評儀なし
出典の文献について
耳嚢(みみぶくろ)(根岸鎮衛・江戸随筆・怪異・寛政〜文化(江戸後期))
江戸後期の旗本・町奉行 根岸鎮衛が三十余年にわたり書き留めた随筆『耳嚢』全十巻を、各話事例単位で全件再抽出(旧150話の主要抽出を破棄し全話に再抽出・上書き)。市井で見聞した怪異譚・幽霊話・狐狸蛇など動物の怪・祟りと因果応報・奇病と治病/民間療法・予兆や怪火怪音・奇石異物の不思議、加えて盗賊や詐欺など江戸の世相・奇人奇行・吉宗公らの逸話を、軽妙な筆致で収める。
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