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高野山宝城院に福来博士の足跡を訪ねる

所在地和歌山県伊都郡高野町大字高野山(宝城院)
登場田中千代松、山本健造、古市義雄、心霊研究者、飛騨高山に福来記念館を建てた人・宝城院で著者と語る、福来博士の講義を聴いた僧・宝城院で著者と語る
出典霊の世界 ― 小品集

どんな伝承か

念写の発見者福来友吉は大正二年に東大助教授を退いた後、高野山宝城院で修行の日々に入り、のちに高野山大学教授となった。その足跡を訪ねたいと願っていた著者は一九七四年三月、ケーブルカーとバスで山上に上り、高野山大学で講師の肥田邦道から博士自筆の履歴書を見せてもらい、辞めたときの職が教授でなく助教授だったことを確かめた。その日は大学院の入試があり、受験生の中に飛騨高山に福来記念館を建てた山本健造がいた。夜、かつて博士が身を寄せた宝城院に泊まった著者は、山本と、学生時代に博士の講義を聴いた僧古市義雄を交えて語り合い、翌朝、博士夫妻が過ごした新書院を見せてもらった。

原典より

福来博士が滞在していた準別格本山宝城院は私を受け入れるという返書をくれていた。—— 霊の世界 ― 小品集(田中千代松・心霊研究文庫III・1978年(昭和53年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊の世界 ― 小品集(田中千代松・心霊研究文庫III・1978年(昭和53年))

『霊の世界――小品集』は、田中千代松が新聞・雑誌に寄せた心霊研究の随筆や小論に手を加えて集めた心霊研究文庫の第三冊で、はしがきは一九七八年十一月の日付である。SPRの成り立ちや催眠術・超心理学の来歴、クルックスやフラマリオンを論じる文章のほか、土井晩翠・河上肇・福来友吉の挿話、平田篤胤が記した仙童寅吉、秋山真之の霊夢などを収める。「エッセイ種々」「群像」「ものがたり回顧」の三部に分け、多くの篇に初出の誌名と年月を添える。

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