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吹雪の夜に電柱から立った紫の炎

所在地岐阜県岐阜市
年代昭和十三年二月十七日
登場—
出典日本怪談実話

どんな伝承か

昭和十三年二月十七日、岐阜県一円に猛吹雪が襲来し八寸もの積雪となった夜、午後八時五十分から十分間にわたって屋根や電柱、避雷針、アンテナなどから一寸ほどの紫色の焰が立ち昇り、ピリピリという音を立てて人々を驚かせた。これはセントエルモの火と呼ばれる放電現象で、平地でこれほど明瞭に見られたのは日本で初めてのことだとされ、岐阜市では電車が停電する事態となった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談実話(田中貢太郎・河出文庫・1938年(昭和13年))

『日本怪談実話』は、田中貢太郎が昭和十三年に著した実話怪談集を河出文庫に収めたものである。明治以降に著者が聞き集めた怪異を報告調の短文で綴り、戦地の霊験や戦死者の知らせ、狐狸・天狗・海坊主、トンネルや自動車に現れる女、幽霊写真、狐狗狸などを扱う。元本は改造社刊の『新怪談集(実話篇)』で、冕言に始まって二百を超える小話を並べ、巻末に川奈まり子の解説を付す。

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