抱かされた子に脇差しと櫛
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どんな伝承か
雪の精としての雪女は、透き通るような白い着物をまとった美女が大雪や吹雪の夜道に現れ、どこからさらってきたか知れぬ子供を抱いて、この子を抱いてくださいと細い声で通りがかりの人に頼むという。佐藤紅緑の『樹々の春』に出てくる青森県浪岡村の雪女も、子供を抱いてくれと頼み、抱いてやるとその女は消えてしまって、子供はいつまでも泣きやまない。そのとき、男の子ならば脇差しを差してやり、女の子ならば櫛を持たせてやると泣きやむといっている。声に誘われて子を抱くと雪を抱えたような冷気が襲い、やがて雪の中で凍え死ぬとも語られた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。
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青森市の伝承
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