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熊本での御船共同実験

所在地熊本県熊本市
年代明治43年4月
登場福来友吉、今村新吉、御船千鶴子、長尾郁子、丸亀の透視・念写能力者
出典心霊と神秘世界

どんな伝承か

明治四十三年四月、福来友吉は京都大学の今村新吉教授とともに熊本へ赴き、御船千鶴子の透視を共同で実験してその能力に確信を深めた。通信実験を含め七十四回に及んだが、千鶴子は精神統一のため実験者に背を向けて透視するので、たとえ実験物を厳重に封じても疑惑を持たれやすいのが欠点であった。この点に福来は不満を残した。御船千鶴子の出現を機に、静岡の伊藤米吉、和歌山の山県玉枝、大阪の塩崎孝作など各地から超能力者が名乗りを上げた。その一人、四国丸亀の長尾郁子は正面を向いたまま透視を行ったため、福来の関心は次第に長尾郁子へと向けられていった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊と神秘世界(福来友吉・1932年(昭和7年))

『心霊と神秘世界』は、文学博士福来友吉が著し、昭和七年に人文書院から発行された心霊研究と仏教思想の書である。御船千鶴子・長尾夫人・三田光一らの透視と念写をはじめ、霊の幻化、念動、物質化など国内外の心霊現象を実験記録とともに論じ、後半では自我・神秘世界・霊と生命を真言密教や華厳の教えによって説く。全五編からなり、この本文は昭和五十七年に心交社が出した復刻版で、梅原正紀・井村宏次らの「解説研究編」を付している。

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