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馬を殺す旋風ギバと大津東町の腹当

所在地滋賀県大津市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典講座日本風俗史別巻 妖異風俗

どんな伝承か

尾張・美濃・駿河・遠江・三河のあたりには、ギバ(提馬風)という怪があると『伽婢子』は伝える。馬で行くと旋風が起こって砂を巻き、車輪のように馬の前を回り、やがて馬の上を覆うと、たてがみが逆立って赤い糸のような光が差し込み、馬は棹立ちになって倒れ死ぬ。『想山著聞奇集』では、玉虫色の小馬に乗った緋の衣の女が天から降りて馬の顔に抱きつき、にこりと笑って消えると、馬は右へ三度回って死ぬという。中部の荷馬の腹当に「大津東町上下仕合」と染めるのは、死馬を始末する大津東町の孝行娘がギバとなって他所の馬を殺したが、東町の馬には害をしなかったことによるギバ除けだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

講座日本風俗史別巻 妖異風俗((講座日本風俗史 別巻)・日本風俗史・民俗)

『講座日本風俗史別巻 妖異風俗』は、『講座日本風俗史』の別巻として、複数の執筆者が妖しく異様な風俗を論じた巻である。淫祠と性の祭礼、戦後の新興宗教、性にまつわる迷信、妖術・忍術・奇術、憑きものと特殊家系、心霊術と催眠術、異類との婚姻、性と怪異の関わりを、古典の随筆や各地の報告、事件の記録から取り上げる。九つの章に分け、終章「日本妖異風土記」では関東から九州・沖縄までの怪異譚を地方別・県別に掲げる。

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ギバ旋風

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