現れては消える四人の男の写真
どんな伝承か
鈴木志郎さんが克明につけていた夢日記の第一〇七号は、昭和四十一年五月二日のもの。誰だか分からない四人の若い男の写真が、出ては消え、出ては消えするという奇妙な夢だったと記されている。これまでの地震や飛行機事故のような具体的な事件と結びつく夢とは違い、この夢が何を示すものだったのかは記録の上でも明らかにされないまま残されている。
原典より
誰かわからないが、四人の若い男の写真が、出ては消え、出ては消えした夢を見た。—— 現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・1970年(昭和45年))
『現代の怪奇――日本列島のミステリー地帯』は、鈴江淳也が前著『日本の奇談』に続けてまとめた、現代の超常現象と奇談のレポートである。桑名の「天狗の初さん」、新幹線の亡霊、京都のタクシーに乗る幽霊客、人魂、原因の知れない奇病、念写と三田光一の透視などを、著者の取材・面談と、大正の新聞から昭和四十年代の週刊誌までの記事で集めて収める。五つの部に分け、あとがきは昭和四十五年三月の日付で、巻末に機関誌などを入手できる団体・研究家の一覧を付す。