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関東大震災の地下室生き埋め

所在地神奈川県横浜市中区山下町
年代大正12年(関東大震災)
登場英国商会の従業員
出典私の心霊術

どんな伝承か

関東大震災のとき、横浜の山下町にあった四階建てのイギリス人の商会が潰れ、従業員のひとりが地下室に閉じ込められた。わずかに明り取りの窓からかすかな呻き声が聞こえるだけで救出の方法がない。その明り取りから巡査と市の吏員がゴム管を入れてやり、そこから重湯や牛乳や卵を流し込んでやると、やっと口に届いたとみえてだんだん元気づいていったが、もう人力では策の施しようがなかった。横須賀から砲工兵が来て爆破の計画を立てたものの、発破をかければ何もかも一ぺんに潰れてしまう。居合わせた陸軍の少佐は、助け出せないならいっそ食物を入れず衰弱死させるほうが慈悲だと言い、それから四日目に声はまったく絶えてしまった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私の心霊術(長田幹彦・1955年(昭和30年))

『私の心霊術』は、長田幹彦が昭和三十年に著した心霊研究の随筆集である。死後に残る霊や地獄・極楽をめぐる考えを述べ、熊本の家系や安達謙蔵との交わり、東京放送局の文芸顧問だったころの回想、霊友会など戦後の新興宗教への批判、前著『霊界』への反響と自らの信仰を語る。「心霊科学の来世観」「霊界の構造」「ぼくの信仰」などの章からなり、末章「ある霊媒の生態」では霊媒服部との実験とそのトリックの顛末を描く。

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