本や万年筆が消える著者宅の引き寄せ
どんな伝承か
離れた所にある物を運んでくる引き寄せの現象は、著者の自宅でもよく起きていた。隣の部屋や、そのまた向こうの部屋から本が抜き出されて運ばれてきて、これは何の本だと言いながら投げつけられることがあったという。ほかにも、本を遠くへ持ち去ってしまったり、万年筆がどこかへ持って行かれたりすることが、たびたびあったと著者は語っている。
原典より
私の家などでもよく次の間か、その次の間から本を引き抜いてきて、これは何んの本だなんといつて投げつけていくことがあります。—— 霊界(長田幹彦・1953年(昭和28年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊界(長田幹彦・1953年(昭和28年))
『霊界』は、長田幹彦が昭和二十八年に著した心霊の講話集である。著者の超心理現象研究会で行った交霊会の実験、物品の引き寄せや乾板への感光、エクトプラズムやライン博士の念力説、霊との対話から考えた死後の世界を、語りかける口調で説く。霊の実験・肉体のない人間・美しい死後の世界・霊媒の生態の四講からなり、最後の講は交霊会の夜の霊媒たちの姿を物語ふうに描く。