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和田塚の骨と現れ続ける弟

所在地神奈川県鎌倉市由比ガ浜(和田塚)
年代昭和
登場三郎、早世した弟・霊として現れる
出典霊界五十年

どんな伝承か

早くに死んだ弟の三郎は、著者の前にだけたびたび姿を現した。当時の和田塚では道を掘れば貝殻のように人骨が出てきて、三郎はどこからか髑髏のかけらを持ち出し、上を向けると口をきくと言った。動かすと澄んだ子どもの声が聞こえるのだが、何を言っているのかは分からない。従兄がその骨を東京へ持ち帰って漆塗りの飾り物にしたところ、床の間に置いてある間じゅう、古風な衣をまとった娘の幻影を何度も見たという。三郎は佐助ヶ谷へ行くと決まって六地蔵の裏道あたりから現れ、笑っている時も泣いている時もあった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊界五十年(長田幹彦)

『霊界五十年』は、長田幹彦が自らの心霊体験を一人称でつづった随筆集である。霊媒亀井三郎の実験に立ち会った話に始まり、大正十四年に東京中央放送局で見た変死した技師の霊、自殺者の霊、神隠し、心霊写真、死者の霊との交わりなど、長年にわたって見聞きした出来事を語る。「亀井霊媒の実験」「放送局の幽霊」「霊界夜話」「幽霊のキスマーク」などの短い章を連ね、心霊研究の知人や医師との問答を多く交える。

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