翌年一月まで札が降った北大出村
どんな伝承か
上伊那の北大出村では、慶応三年十月二十七日から年を越した翌年の一月二十三日まで札が降り続いた。伊那谷の騒ぎは十一月が山だったとされるなかで、この村では年が明けても札降りがやまなかったことになる。本文は北大出村について、それ以上のことを書いていない。
原典より
北大出村では、十月二十七日から翌年一月二十三日まで降った。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔)
『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。