トップ > 京都府の伝承 > 京都市

会津藩主の通行を妨げた踊りの群れ

所在地京都府京都市
年代慶応3年秋
登場岩倉具視、岩倉具視ら、公卿・討幕派、土佐藩・証言者
出典ええじゃないか

どんな伝承か

慶応三年秋、京都市中の「ええじゃないか」騒ぎは、会津藩主の通行を妨げ、町方役人をも踊りの渦に巻き込んだ。反幕の諸士がそのなかを奔走し、「具視の挙動はこの喧鬧のために自然と人目に触れることを免れた」として岩倉具視が、また薩長は秘かに討幕の時機を窺っていたとして土佐藩の田中光顕らが証言している。京都の「ええじゃないか」は十一月十三日に華美の風体で座敷へ土足で踊り込むことを禁じられ、十二月に北町奉行所から踊り禁止の町触が出て、撤札の容疑者が捕えられるようになると鎮まっていったとみられる。

原典より

さて、この京都市中の騒ぎは、薩長討幕派側が火付けしたことは十分に考えられ、騒ぎは会津藩主の通行を妨げたり(「坪井信良書翰」)、町方役人をも踊りの渦にまき込んでしまったり(「同上」)、…—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

種別から探す

群衆

京都市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『ええじゃないか』の伝承