番町の大邸で透視に失敗した千鶴子
どんな伝承か
御船千鶴子は東京に出てから、福来博士の考案で鉛の厚板に実験の文字を挟んで練習し、ほとんど百発百中の域に達したかと思われた。ところが番町の大邸へ、博士・学士・新聞雑誌記者らの実験を受けるべく赴いたところ、場ばれして透視をなし得なかった。このとき彼女は失敗をおおうため、練習用の厚鉛器と実験用の厚鉛器をひそかに入れ替えたとの風聞が立ったが、それは根拠のない噂であったかもしれない。まだ練習中であるべき身で既に先生扱いされたことが、禍を招いたのだとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊哲学の現状(高橋五郎・大正時代(1910年代推定))
バイバル夫人の交霊会(心霊哲学の現状)/霊媒術と自動書記/音声による霊界通信/物質化現象/心霊哲学と死後存続論