揺れながら霧に消えた黄色い光体
どんな伝承か
昭和四十五年十月二十九日の夜九時十分、一関市の字沢に住む熊谷茂君が、牡牛座の方角から上下にゆらゆらと揺れながら動く黄色い光を見つけた。明るさはマイナス一等から〇等ほどで、見ているあいだ増減はなかった。位置は北東の仰角六〇度付近。形は丸く、両脇にわずかな出っ張りが突き出しているように見えたという。二分ほどすると霧にまぎれて見えなくなった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。