T6練習機に迫った光る円盤
どんな伝承か
昭和二十七年三月二十九日午前十一時二十分、雲一つないよく晴れた日、米空軍のD・C・ブライガム中尉は三沢基地の北方でT6練習機を操縦し、二機のF84ジェット戦闘機の要撃訓練で標的機の役目を担当していた。高度六〇〇〇フィートでF84が追いついたとき、中尉はその後方に太陽光線のような閃光を発見し、小さく光り輝く円盤状の物体が要撃機についてきているのを認めた。物体は急激に減速して九〇度傾き、機の胴体近くを二、三秒よろめきながら飛び、一回垂直に立って右翼あたりを駆け抜けた。ついに同機を追い抜いて前方を横切り、急に静止したかと思うと猛烈な速度で垂直に近い上昇を行ない視界から消えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。