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城山の寺裏で見つけた福来博士記念館

所在地岐阜県高山市堀端町(照蓮寺)
年代明治二年
登場井村宏次、福来友吉、心理学者
出典霊術家の饗宴

どんな伝承か

十数年前の秋、著者は登山の途上、夕闇迫る飛騨高山に降り立った。木の香り漂う霧に包まれた駅前商店街を眺めながら、その夜は高山城趾・城山公園の頂上に簡易テントを張って野宿した。国分寺あたりの店で一杯やった帰り、深夜、暗い人影が追いかけ合う無念の声と墓石が現れる異様な夢にうなされた。翌朝、快晴のもと城山を下ると、地味な寺の裏手に土蔵のような建物があり、ガラス戸越しに鋭い目つきの僧の写真が見えた。連れのAと「念写じゃないのか」「福来博士のあの有名な弘法大師の念写だな」と言い合い、それが高山市の福来博士記念館であると気づいたという。

原典より

すると、どこかで見覚えのある鋭い目つきをした僧の写真がまっさきに眼にとびこんできたのである。—— 霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・1983年(昭和58年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・1983年(昭和58年))

『霊術家の饗宴』は、井村宏次が一九八三年に著した近代日本の霊術家の歴史である。明治から昭和初めにかけて、気合術・催眠術・霊子術などで民衆の病や苦しみを救おうとした霊術家たちの運動を、当時の新聞記事や刊行物、関係者の家族への取材をもとにたどる。プロローグと六章、エピローグからなり、浜口熊嶽、桑原天然、福来友吉と千里眼事件、太霊道の田中守平を章ごとに取りあげ、霊術ブームと取締法による衰退までを描く。

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