さようなら、霊術家先生
どんな伝承か
明治時代、警視庁令によって霊術や怪しげな療術の取締が始まり、その動きは全国の警察に波及した。特に霊術規制に厳しい姿勢を持つ神奈川県は、十二月二日付の県令で物理療術や電気療法などの業として行う療法を取り締まることを明文化した。このように近代日本では公式に霊術や民間療法への規制が進められていった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・1983年(昭和58年))
『霊術家の饗宴』は、井村宏次が一九八三年に著した近代日本の霊術家の歴史である。明治から昭和初めにかけて、気合術・催眠術・霊子術などで民衆の病や苦しみを救おうとした霊術家たちの運動を、当時の新聞記事や刊行物、関係者の家族への取材をもとにたどる。プロローグと六章、エピローグからなり、浜口熊嶽、桑原天然、福来友吉と千里眼事件、太霊道の田中守平を章ごとに取りあげ、霊術ブームと取締法による衰退までを描く。