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鹿の肩骨を焼く御岳神社の太占祭

所在地東京都青梅市(武蔵御嶽神社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典現代の迷信

どんな伝承か

記紀に見える太占、つまり鹿の骨を焼いて占う術は、東京都下の御岳神社にいまも伝わっている。この社では正月三日に、その年の農作物の出来を占うため、牡鹿の左の肩骨を焼く。谷馨の聞き書きによれば、神々を招いて太占祭の祝詞を三度唱え、ハハカの木を細かく割いて焼き、清い火を得るための鎮火祭を済ませてから、炉に据えた鉄器の上で骨を焼く。あらかじめ骨の形を紙に写し、周りに作物の名を記しておき、焼いた骨をそこに当てて、ひび割れがどの作物を指すかで神意による豊凶を読み取るという。ケーブルカーで登れば見学できるのが面白い新旧の対照だと著者は書く。

原典より

西多摩郡御岳神社はもちろん東京都下だが、この神社が正月三日に農作物の豊凶を占うのに男鹿の左肩骨を焼く鹿卜法をやっている。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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