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月見の晩に影の首で寿命を占う

所在地愛知県東春日井郡
年代昭和頃まで
登場土地の老人たち
出典現代の迷信

どんな伝承か

八月十五夜の月見の晩に空が晴れていたら、外に出て月明かりで自分の影を映してみる。愛知県東春日井郡あたりの老人の中には、こうして映した影に自分の首がきちんと映っていると、来年も寿命があると喜ぶ人たちが、ついこの間まで生きていたという。影によって寿命を占う「影占」の例である。著者は、名月や自然を眺めることが昔から単なる風流ではなかったことが、この一例からもうかがえるとし、こうした占いを一年の吉凶を占う年占の一つに数えている。

原典より

愛知県東春日井郡あたりの老人のなかには、こうして影を写してみて、自分の首がちゃんと映って見えると「ああ来年も寿命があるぞ」とよろこぶような人たちが、つい近ごろまでは生きていた。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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月見十五夜俗信年占

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