呪いの人形が指した放火魔
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どんな伝承か
ノロイの人形につけた指紋から捕まった変質青年の放火魔の話がある。弘前署が解決した事件で、南津軽郡藤崎町の農業三浦俊雄(二十五)を逮捕して調べたところ、各部落で十八回も放火していたことを自供した。検挙の端緒は、葛西勇さん方から出火したとき現場に残された足跡のほか、近くのリンゴの木の幹に打ちつけてあった約三十センチのノロイ人形であった。この人形の頭に紙を使ったのが運のつきで、鑑識課がその紙についた指紋を検出できたことが動かぬ証拠とされた。人を呪うための人形が、かえって犯人自身を指し示す証拠になったのである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の迷信(今野圓輔・今野圓輔・民俗学・昭和(高度成長期))
民俗学者・今野圓輔が高度成長期の日本に残る迷信を社会派ルポとして告発・分析した一冊。序章では、静岡県掛川市で異性双生児を畜生腹と恥じた母親の母子心中事件、青森県三本木市でキツネ落としと称して女を火あぶりにした殺人事件など、迷信が現代も殺人・心中を生む『黒い習俗』を突きつける。
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藤崎町の伝承
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