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稲荷と観音に凝った母の惨劇

所在地北海道久遠郡せたな町
年代昭和33年8月
登場稲荷・観音を奉ずる母親
出典現代の迷信

どんな伝承か

信仰にまつわる事件を並べた条の一つ。北海道久遠郡大成村で、稲荷と観音様を奉ずる町の宗教にこった母親が、夫と自分の母の二人を殺し、そのショックで母子五人が発狂したという。昭和三十三年八月のことで、大成村事件と呼ばれた。同じ条には、オシラ神のお告げを信じて息子夫婦を殺傷した青森県東津軽郡のオシラ神殺人事件や、女祈禱師が神託によって農薬ホリドールを信者の口から注いで殺した大阪府南河内郡の事件など、同時期の類似の事件が並べられている。

原典より

稲荷(いなり)と観音様を奉ずる町の宗教にこった母親が夫と母のふたりを殺し、そのショックで母子五人が発狂した北海道久遠郡大成村の 大成村事件”——昭和三三年八月—————。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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