厄年で初宮参りを遅らせる子ども
どんな伝承か
岐阜県の恵那郡地方では、数えで二歳と四歳が子どもの厄年にあたるとされる。その年の祭りが済んでから生まれた子は、翌年の祭りがちょうど厄年に当たってしまうため初宮参りができず、数えの三歳になってから参るのだという。
原典より
その年の祭りの後に生まれた子供は、翌年の祭りがちょうど厄年にあたるので初宮参りができず、数えの三歳ですることになるという。—— 厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・1988年(昭和63年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・1988年(昭和63年))
『厄除け――日本人の霊魂観』は、佐々木勝が昭和六十三年に名著出版から刊行した民俗信仰の論考集である。鬼・悪魔・疱瘡神・一つ目小僧など人に災いをもたらす神霊を「厄神」と総称し、その来訪を防ぐ呪術と祀り上げる祭祀を、著者の民俗調査と国学院大学民俗学研究会の採訪記録などの事例から説く。禁忌と呪術、百鬼夜行と目籠、鬼の宿と笹神様、年神とミタマの飯、厄年と年祝い、正月行事と司祭者など八章からなり、うち四章は書き下ろしである。